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AWS認定セキュリティ-専門知識(AWS Certified Security-Specialty)の勉強方法やその他資格一覧

2024.09.29

AWS認定セキュリティ-専門知識(AWS Certified Security-Specialty)は、AWSでのセキュリティに関する知識や技術を保持していることを証明する資格です。

本記事では、AWS認定セキュリティ-専門知識の難易度や試験時間、勉強方法をご紹介します。

その他のAWS認定資格もお伝えするので、AWSに関する知識を身につけたい方や、資格を取得したい方はぜひ参考にしてください。

AWS認定セキュリティ-専門知識(AWS Certified Security-Specialty)とは?

AWS認定セキュリティ–専門知識は、AWSでのセキュリティに関する高度な知識とスキルを持っていることを証明する資格です。

この資格は、AWS環境におけるセキュリティのベストプラクティス、認証と認可、インフラストラクチャセキュリティ、データ保護、監査、ロギングに関する知識を持つことを求めています。

セキュリティアーキテクトやエンジニアとして働いている方、AWSのセキュリティサービスや機能を使いこなしている方、クラウド環境でのセキュリティリスク管理に関心がある方が取得するケースが多いです。

取得することで、AWS上でのセキュリティ管理やガバナンスの知識が強化され、キャリアに役立つことが期待されるでしょう。

難易度はどれくらい?

AWS認定セキュリティ–専門知識は、上級レベルの資格試験であり、難易度は高めです。

AWSの他の認定試験と比較しても、セキュリティ関連の技術やAWSサービスの深い理解が求められています。

難易度が高い理由として、AWSのセキュリティサービスに関する深い理解が必要であることが挙げられます。特にIAM、KMS、VPCセキュリティ、監査ログ、データ保護に関する具体的な知識が問われるでしょう。

また、ただサービスの概要を知っているだけではなく、実際にAWS環境でセキュリティ設定や監視を行った経験があることが強く求められます。

セキュリティ関連のトラブルシューティングやインシデント対応の経験が役立つでしょう。

試験の所要時間は?

AWS認定セキュリティ–専門知識の試験の所要時間は170分です。

この時間内に、計65問の試験問題に解答する必要があります。

十分な時間を確保して問題に取り組めるようになっていますが、試験範囲が広いため、時間配分には注意が必要です。

合格ラインとなる点数は?

AWS認定セキュリティ–専門知識の合格ラインは、1,000点満点中750点です。

試験のスコアは、100点から1000点の範囲で採点され、そのうち750点以上を取得する必要があります。

各質問に異なる点数が割り当てられており、問題の難易度によって配点が変わることがあります。

試験終了後、合格・不合格の結果がすぐに通知され、後日詳細なスコアレポートが提供されることを把握しておきましょう。

AWS認定セキュリティ-専門知識の勉強方法

ここでは、AWS認定セキュリティ-専門知識の勉強方法を6つご紹介します。

1. AWS公式トレーニングを試す

AWSでは、セキュリティに関する認定試験の準備をサポートするために、オンラインコースやインストラクターによるトレーニングを提供しています。

AWS公式Webサイトで提供されている無料で利用できるデジタルトレーニングは、受ける試験に適したコースに分かれているので、学びたい知識に特化した勉強ができるでしょう。

AWS認定セキュリティ-専門知識の場合、AWS Security FundamentalsやExam Readiness: AWS Certified Security–Specialtyというコースが向いているでしょう。

AWS Security FundamentalsはAWSセキュリティの基本的な概念、サービス、およびベストプラクティスを学ぶ初心者向けのコース、Exam Readiness: AWS Certified Security–Specialtyは公式の試験準備コースです。

より深い理解や実務に基づくセキュリティの専門知識を身につけたい場合、インストラクター主導のトレーニングも有益です。

オンラインまたは対面形式で、経験豊富なAWSトレーナーから直接学べます。

2. AWS公式のサンプル問題を解く

AWS公式サンプル問題は、実際の試験に近い形式と内容で構成されており、どのような知識が問われるかを確認できる貴重なリソースです。

実際の試験では、選択肢が複数ある選択問題や、複数の正解を選ぶ複数選択問題が出題されます。

サンプル問題を解くことで、これらの問題形式に慣れ、どのように解答を進めるべきかの感覚をつかむことができます。

実際に問題を解くことで、自分がどの分野に強く、どの分野に弱いのかを具体的に把握できるでしょう。

試験前に重点的に勉強すべき分野を特定し、効率的に対策を立てることができます。

3. 参考書を購入する

参考書は、AWS認定セキュリティ–専門知識の試験範囲に基づいて体系的に構成されています。

特に、試験でよく問われるトピックが整理されているため、何を重点的に学べばよいかが明確です。

セキュリティの基礎から高度なトピックまで、段階的に理解を深められるでしょう。

参考書を使えば、自分のペースで学習を進めることができます。

特に、忙しい社会人や他の勉強との両立を図る場合には、自分のスケジュールに合わせて勉強できる点が大きなメリットです。

また、参考書の多くは、章ごとに模擬問題を提供しており、学習の進捗状況を確認するために役立ちます。

試験の準備を進める中で、これらの問題を解くことで、理解度のチェックや試験形式に慣れることが可能です。

4. IAMとKMSのBlackbeltを閲覧する

AWSのBlackbelt資料は、AWSの各サービスに関する高度な技術資料で、AWSのエキスパートによる技術的なディープダイブを提供しています。

これらの資料は、特定のAWSサービスについての詳細な説明やユースケースを含んでおり、特に試験で重要視されるセキュリティ関連のサービスに関する深い理解を得ることができます。

IAMとKMSは、AWS環境のセキュリティ管理において非常に重要なサービスです。

Blackbelt資料では、これらのサービスの詳細な機能、設定方法、ベストプラクティスなどが解説されています。

試験で頻出するトピックに関連する知識を深く理解するために役立つでしょう。

また、サービスの設定例やユースケースが紹介されているため、実務でも役立つスキルを習得できます。

AWSのセキュリティ試験では、理論だけでなく、実際の環境でどのようにセキュリティ設定を行うかという実践的な知識が問われるため、これらの資料は非常に実用的です。

5. Udemyを受講する

Udemyには、AWS認定セキュリティ–専門知識の試験に特化したコースが複数あります。

これらのコースは、試験範囲に沿った内容で構成されており、セキュリティの基本から高度なトピックまで体系的に学べます。

試験に必要な知識を順序立てて学習できるため、効率的に準備を進められるでしょう。

Udemyの多くのコースでは、AWS環境を使ったハンズオン形式の実践的な学習が含まれています。

実際にAWSコンソールを操作しながらセキュリティ設定やインシデント対応を学ぶことができるため、実務に役立つスキルを身につけられるでしょう。

また、Udemyの講座は定期的に更新されることが多く、AWSの最新機能やセキュリティのベストプラクティスに対応しています。

AWSは頻繁に新機能やサービスをリリースしているため、試験対策においても最新の情報に基づいた学習が重要です。

6. AWS公式の模擬試験を受ける

公式の模擬試験は、実際の試験と同じ形式で出題されます。

これにより、問題のスタイルや難易度に慣れ、試験本番での緊張を和らげることができます。

模擬試験を通じて、どのトピックが試験でよく出題されるかを把握できるでしょう。

特に、重要な分野や重点的に学ぶべき内容を明確にするサポートになります。

また、模擬試験を受けることで、自分の理解度を客観的に評価できたり、時間内に問題を解くためのペース配分や戦略を考えたりできるでしょう。

その他のAWS認定資格一覧

ここでは、セキュリティ-専門知識以外のAWS認定資格をご紹介します。

クラウドプラクティショナー

AWS認定クラウドプラクティショナーは、AWS)が提供する認定資格の一つで、AWSクラウドに関する基本的な知識を持つことを証明する資格です。

特に、技術的な役割に直接関わっていない方でも、AWSの基礎的な理解を深めることを目的としています。

特に前提となる資格や知識は必要ありませんが、AWSサービスの基本的な知識を持っていることが望ましいです。

試験時間は約90分、合格ラインは1,000点中700点以上となっています。

この資格を取得することで、AWSクラウドの基本的な知識を持っていることを証明できます。

特に、技術的な知識を持たないビジネス側の担当者にとっては、クラウドサービスを活用した戦略やプロジェクトに携わる際に役立ちます。

ソリューションアーキテクトアソシエイト

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトは、AWSが提供する認定資格の一つで、AWS上でのシステム設計やアーキテクチャ設計に関する知識とスキルを証明する中級レベルの資格です。

この資格は、クラウドソリューションを設計し、堅牢でスケーラブル、かつ高可用性のシステムを構築するためのスキルを持つことを認定します。

特に前提となる資格はありませんが、AWS上での実務経験が6か月〜1年程度推奨されています。

また、AWSの主要なサービスやアーキテクチャ設計に関する知識があると、試験準備がスムーズです。

試験時間は130分、合格ラインは1,000点中720点以上となっています。

この資格を取得することで、AWSのベストプラクティスに基づき、スケーラブルで安全かつ高可用性のシステムを設計できるスキルを持っていることを証明できます。

これにより、システムアーキテクチャやクラウドエンジニアとしてのキャリアアップが期待できるでしょう。

SysOps アドミニストレーターアソシエイト

AWS認定SysOpsアドミニストレーターアソシエイトは、AWS環境のデプロイ、管理、運用に関するスキルを証明する中級レベルの資格です。

特にシステム運用管理者(SysOps)やクラウドエンジニアとして、AWS上でのシステム管理や監視、トラブルシューティングに焦点を当てたスキルを持つことを証明します。

特に前提となる資格は必要ありませんが、AWS上での運用管理経験が最低1年程度であることが推奨されています。

また、AWSの主要なサービスやシステムのデプロイに関する基本的な知識があることが望ましいです。

試験時間は130分、合格ラインは1,000点中720点以上となっています。

デベロッパーアソシエイト

AWS認定デベロッパーアソシエイトは、AWS上でのアプリケーションの開発、デプロイ、およびトラブルシューティングに関する知識とスキルを証明する中級レベルの資格です。

この資格は、主にAWSを使用してクラウドベースのアプリケーションを開発するデベロッパー向けに設計されています。

1年以上の実務経験と、AWSの主要サービスに対する知識、そして少なくとも1つの高レベルプログラミング言語(Python、Java、JavaScriptなど)のスキルが推奨されています。

試験時間は130分、合格ラインは1,000点中720点以上です。

この資格を取得することで、AWS上でクラウドベースのアプリケーションを効果的に開発し、デプロイできるスキルを持つことを証明します。

これにより、クラウド開発者としてのキャリアアップが期待できるでしょう。

ソリューションアーキテクトプロフェッショナル

AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルは、クラウドアーキテクチャの設計および実装に関する専門知識とスキルを証明します。

この資格は、複雑なアーキテクチャをAWS上に構築し、運用するための高度な能力を持つことを示します。

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの取得、AWSの広範なサービスに関する理解および2年以上のクラウドアーキテクチャ設計の実務経験、AWS CLIやSDKを用いた運用経験などがあることが望ましいです。

試験時間は180分、合格ラインは1,000点中750点前後となっています。

AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル資格を取得することで、複雑で大規模なアーキテクチャをAWS上に構築できるスキルを証明できます。

クラウドソリューションにおいて高い技術力を認められ、エンタープライズレベルのプロジェクトに携わる機会が増える可能性があるでしょう。

DevOpsエンジニアプロフェッショナル

AWS認定DevOpsエンジニアプロフェッショナルは、AWSにおけるDevOpsの自動化と運用に関する高度なスキルと知識を認定する資格です。

この資格は、AWS上で効率的にDevOpsプラクティスを実践し、自動化、継続的な統合・デプロイメント(CI/CD)、モニタリング、セキュリティなどの面で高い能力を証明するものです。

受験条件として、AWS環境での運用自動化およびモニタリングの実務経験、CI/CDパイプライン、インフラストラクチャ自動化、セキュリティのベストプラクティスに関する知識、AWS認定SysOpsアドミニストレーターアソシエイトまたはAWS認定デベロッパーアソシエイト資格の取得が推奨されています。

試験時間は180分、合格ラインは1,000点中750点前後です。

この資格は、AWS上で高度なDevOpsプラクティスを実践し、インフラとアプリケーションを自動化・最適化できる能力を証明します。

DevOpsエンジニア、クラウドエンジニア、SREとしてのキャリアパスが広がり、エンタープライズ規模のDevOpsプロジェクトに携わる機会が増えるでしょう。

アドバンスドネットワーキングスペシャリティ

AWS認定アドバンスドネットワーキング – スペシャリティは、AWS環境で高度なネットワークソリューションを設計、実装、管理する能力を認定する資格です。

この資格は、複雑で大規模なネットワークインフラをAWSで構築・管理するスキルを証明するものです。

オンプレミスネットワークとクラウドの接続、セキュリティ、スケーラビリティ、パフォーマンスを重視したネットワーキングに精通したエンジニアを対象としています。

受験条件は、AWS環境における高度なネットワーキングの設計と実装に2年以上の実務経験、ネットワーキングの基礎に精通していること、AWSサービスに関連するネットワーキングのベストプラクティスを理解していることなどがあると望ましいです。

試験時間は170分、合格ラインは1,000点満点中750点前後となっています。

AWS環境でのネットワーク設計および管理におけるエキスパートとしての能力を証明し、クラウドとオンプレミス環境を統合した複雑なネットワークを扱えることを示します。

クラウドネットワークのエキスパートとしての認定は、ネットワークアーキテクト、クラウドエンジニア、DevOpsエンジニアなどのキャリアパスを広げ、特にエンタープライズ向けのクラウド導入プロジェクトに貢献できるでしょう。

マシンラーニングスペシャリティ

AWS認定マシンラーニングスペシャリティは、AWSを活用して機械学習MLソリューションを設計、実装、運用するスキルを認定する資格です。

この資格は、AWS環境で機械学習モデルの開発やデータ分析、デプロイメントの高度な知識を持つ技術者を対象としています。

受験条件として、機械学習や深層学習のフレームワークに関する実務経験、AWS上でのデータ分析や機械学習モデルのトレーニング、デプロイに2年以上の経験、データサイエンスの基礎を理解していることがあると良いでしょう。

試験時間は180分、合格ラインは1,000点中750点前後となっています。

この資格は、AWS環境で機械学習ソリューションを実装する技術者としての能力を証明します。

データサイエンティスト、MLエンジニア、データエンジニアとしてのキャリアパスを広げ、特にクラウドを利用したAIやMLプロジェクトに携わる機会が増えるでしょう。

まとめ

AWS認定セキュリティ-専門知識資格は、AWSのセキュリティに特化したスキルを証明するものであり、クラウド環境における高度なセキュリティ管理が求められます。

勉強方法には公式トレーニングやサンプル問題、参考書、IAMとKMSのBlackbelt資料の活用、Udemyのコース受講、模擬試験の実施などが推奨されます。

その他のAWS認定資格も多数あり、クラウド分野での専門知識を体系的に学び、キャリアを強化することが可能です。