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おすすめのSFAツール10選|CRM・MAツールとの違いや選び方を紹介

2024.08.17

SFAツールは営業活動をサポートするものであり、どのツールを選べば良いか迷っている方もいるでしょう。

本記事では、数あるSFAツールのなかからおすすめ10選をご紹介します。

そのほか、SFAツールとCRMツール・MAツールとの違い、選ぶときのポイントもお伝えします。

SFAツールとは?

SFA(Sales Force Automation)ツールとは、営業活動を効率化・自動化するためのツールです。

具体的には、営業活動のプロセスを管理したり、顧客情報を一元管理する際に活躍します。

そのほか、営業活動の進捗状況の可視化、営業活動の分析にも利用されることが多いです。

SFAツールを活用することで、営業チームがより効果的に営業活動を行い、成績を向上させることができるでしょう。

CRMツールとの違い

SFAツールとCRM(Customer Relationship Management)ツールは、どちらも営業活動をサポートするためのツールです。

しかし、焦点や目的が異なります。

SFAツールの目的は、主に営業プロセスの自動化・効率化です。営業担当者の活動をサポートし、商談の進捗を管理したり、タスクを自動化したりすることにフォーカスしています。

一方で、CRMツールの目的は、顧客との関係を管理・強化することです。顧客の情報を中心に、顧客とのやり取りを一元管理し、顧客満足度を向上させ、長期的な関係を構築することに重点を置いています。

また、SFAツールは、営業担当者が日々の業務を円滑に進めるために使うツールです。

それに対してCRMツールは、顧客全体のライフサイクルにわたる管理を行います。マーケティングから販売、サポートまで、顧客に関わるあらゆる情報や活動を一元的に管理し、各部署での顧客対応をサポートします。

MAツールとの違い

MA(Marketing Automation)ツールもSFAツールやCRMツールと同じく、営業・マーケティング活動をサポートするツールです。しかし、利用する目的や機能に違いがあります。

営業活動を効率化・自動化するのが目的のSFAツールに対して、MAツールは主にマーケティング活動の自動化・効率化に焦点を当てています。

具体的には、リードの獲得や育成、ターゲティング、メールキャンペーンなど、マーケティング施策を自動化し、見込み客を効果的に営業に引き渡すことが目的です。

そのためMAツールには、メールマーケティングの自動化、キャンペーン管理とA/Bテスト、Webサイトのトラッキングと分析などの機能が備わっています。

SFAツールの選び方

ここでは、SFAツールの選び方を7つご紹介します。

1. 自社のプロセスに合っているか

営業プロセスは企業ごとに異なり、SFAツールの選定が適切でないと、ツール導入の効果が十分に得られない可能性があるでしょう。

はじめに、自社の営業プロセスをしっかりと理解しておくことが必要です。

営業プロセスには、リードの獲得から顧客へのフォローアップまで、複数のステップがあります。リードの獲得経路はどこか、リードのフォローアップ方法は何か、商談はどのように管理しているかなどを明確にしながら、現状の営業活動を整理しておきましょう。

このように、自社の営業プロセスを明確にすることで、どの部分をSFAツールでサポートしてもらうかを明確にできます。

2. 機能をカスタマイズできるか

汎用的なSFAツールでは、必ずしもすべての業務に対応できない場合があります。

例えば、特定の営業フロー、リード管理の方法、商談のステージ設定など、自社に合ったプロセスをツールに組み込むことがポイントです。

カスタマイズ可能なSFAツールであれば、自社のニーズに応じて機能を調整することができ、より効率的に営業活動を進められるでしょう。

カスタマイズできるSFAツールを探す際、自社の営業ステージをカスタマイズして管理できるか、自社の業務に特化した情報を管理するためにカスタムフィールドを追加できるか、業務フローに合わせたタスクの自動化や通知設定ができるかなどのポイントに着目すると良いでしょう。

3. 外部システムと連携できるか

SFAツール単体での運用もできますが、ほかの業務システムやツールと連携することで、営業活動の効率化やデータの一元管理が実現でき、業務全体の生産性の向上が期待できます。

SFAツールは営業活動を支援するためのツールですが、営業プロセスはほかの部門やシステムと密接に関連しています。

例えば、マーケティング部門で使用されるMAツールや、顧客情報を管理するCRMシステム、財務や在庫管理システムなどとのデータ連携が必要なケースがあるでしょう。

これらの外部システムとSFAツールを連携することで、複数のシステム間でデータを共有して営業チームが必要な情報にすぐにアクセスできるようにしたり、手動でのデータ入力や更新が不要になって業務プロセスが自動化されたりするメリットがあります。

営業部門と他部門との連携がスムーズになれば、社内の情報共有が促進されるでしょう。

4. 予算以内におさまるか

どんなに優れた機能を持つSFAツールでも、導入・運用コストが自社の予算を超えてしまうと、長期的な利用が難しくなる可能性があります。

そのため、SFAツールを導入する際には、まず初期費用と導入コストを把握することがポイントです。

初期費用には、ライセンス費用、設定やカスタマイズ費用、導入サポート費用が含まれるケースが一般的です。

SFAツールの導入後に発生する運用コストも、予算に収まるかどうかを判断する上で重要となります。運用コストには、ライセンスの更新費用、保守費用、サポート費用が含まれます。

また、無料プランやトライアル期間が提供されている場合があり、活用することで導入前に実際の使用感や機能を確認し、自社のニーズに合ったツールかどうかを評価することが可能です。

5. セキュリティ対策は万全か

営業活動における顧客情報や取引データなどは、重要な情報がSFAツールに蓄積されるため、そのデータを適切に保護するセキュリティ機能が求められます。

不正アクセスやデータ漏洩が発生すると、企業の信用に関わる大きなリスクとなるため、SFAツールのセキュリティ対策が十分であるかを慎重に確認する必要があります。

SFAツールに保存される顧客情報や営業データは、機密性の高いものが多いため、データの暗号化は基本的なセキュリティ対策です。暗号化により、データが不正に取得された場合でも、第三者がその内容を解読するのが困難になります。

不正なアクセスを防ぐために、SFAツールのアクセス管理と認証機能が強固であるかを確認することも重要です。適切なアクセス権限設定や認証システムにより、ユーザーごとにアクセス可能なデータや機能が制限され、情報の保護が強化されます。

また、シングルサインオン(SSO)機能があると、ユーザーは一度の認証で複数のシステムにアクセスできるため、パスワード管理が簡略化されセキュリティリスクが低減します。

6. 簡単に操作できるか

SFAツールは、営業活動を効率化し、業務の生産性を向上させるためのツールですが、使い勝手が悪いと逆に業務が滞ったり、現場での利用が進まなかったりする可能性があるでしょう。

そのため、操作性がシンプルで分かりやすく、実際の業務にすぐに活用できるかを慎重に評価する必要があります。

各ユーザーが自身の業務に合わせてダッシュボードをカスタマイズできる機能があると、必要な情報に素早くアクセスできるため、操作が簡単になるでしょう。

また、画面遷移が少なく、どのページでも目的の操作がすぐにできるナビゲーションが設計されているものがおすすめです。

特に、日常的に使用する操作がトップページからすぐにアクセスできることが望ましいです。

7. サポート体制が整っているか

導入時や運用中に問題が発生した際、迅速かつ的確なサポートが受けられることで、業務への影響を最小限に抑えられるでしょう。

SFAツールの効果を最大限に引き出すためにも、適切なサポートが欠かせません。

サポート体制には、電話やメール、チャット、FAQなどさまざまな方法があります。緊急性が高いトラブルでは、電話で対応してもらうことがおすすめです。

小さなトラブルや疑問を解消する場合は、自己解決をサポートするFAQやオンラインヘルプを活用すると良いでしょう。

また、SFAツールの導入時には、設定や初期のトレーニングが必要です。この際にベンダーがどれだけ手厚いサポートを提供してくれるかが、スムーズな導入の鍵となるでしょう。

初めてSFAツールを導入する場合は、ツールの利用方法についてのトレーニングが提供されているかを確認することもポイントです。オンラインでのトレーニングセッションや、オンサイトでの研修など、営業チームが効率よくツールを使いこなせるようなサポートがあると安心です。

おすすめのSFAツール10選

ここでは、数あるSFAツールのなかからおすすめ10選をご紹介します。

1. Mazrica Sales

Mazrica Salesは、株式会社マツリカが提供するクラウド型SFAツールです。

比較的扱いやすい管理画面を提供しているので、専門知識がない方でも利用しやすいです。部門やスキル問わずに利用でき、専任の担当者がいなくても運営できるでしょう。

備わっている機能は、企業データベース、メール一斉送信、名刺管理、ダッシュボード、チャット、見積書管理、権限設定、カスタム通知、レポーティング作成などさまざまです。

メールやカレンダーなどの1,000以上の外部ツールと連携でき、顧客情報をMazrica Sales内から検索してほかのWebサイトやページからコピー&ペーストする手間が省けます。

2. ネクストSFA

ネクストSFAは、株式会社ジオコードが提供しているクラウド型のSFAツールです。

AI搭載型のクラウドIP電話を利用することができ、最新技術が搭載されている点が特徴です。

見込み顧客獲得から育成、商談管理、顧客管理に関する機能が搭載されているので、別でMAツールやCRMツールを導入する必要がありません。

また、無料でメールや電話、訪問、Web会議などを何度でも利用できたりと、サポート体制が充実しています。

企業のニーズに合わせて設定方法を提案したり入力ルールを用意したりするので、初期設定に不安を抱えている場合におすすめです。

3. GENIEE SFA/CRM

GENIEE SFA/CRMは、CRM機能が備わっている定着率99%を誇るSFAツールです。

データの入力から分析まで直感的に操作でき、商談や顧客の管理を簡単に行えます。項目の設定やデータの移行もドラック&ドロップで実行できるので、操作に対するストレスを軽減できるでしょう。

また、Gmail、カレンダー、Googleマップ、Webフォームなどのツールと連携できます。活動履歴を取り込んだり、未訪問企業のマップを作成したりすることが可能です。

名刺情報をシームレスに取り込むことができ、取引中やリードなどの状況に応じて顧客のステータスを変更できます。カード形式で商談内容を管理するので、業務効率アップにつながるでしょう。

4. ホットプロファイル

ホットプロファイルは、業種ごとの営業プロセスや案件管理などに合わせて型を用意しているSFAツールです。

ゼロから考える必要がないので、導入に時間がかからない点が特徴です。カスタマイズも簡単に行えるので、専門知識要らずで業種に合ったサポートを受けられるでしょう。

また、入力負荷を減らせる自動化機能が備わっているので、営業現場が忙しくても少ない入力で済むので継続しやすいです。

ツール内ではデータが蓄積され、自動で営業すべき企業がお知らせされる仕組みとなっています。ホットプロファイルに営業報告や案件情報を登録すれば、その分顧客データベースが充実するので、有望な営業先が見つかりやすくなります。

5. Sansan

Sansanは、名刺データの管理に特化しているSFAツールです。

オンライン名刺を含む名刺データは、会社や人物単位で自動的に集約されます。国内外の名刺データをわかりやすく集約できるので、ビジネスをさらにスムーズに前進させられるヒントにもつながるでしょう。

また、Sansanが運営する個人向け名刺アプリと連携すると、名刺交換した方の人事異動ニュースや企業関連ニュースを自動で受け取りが可能です。

ほかの社員が記録した情報もチェックできるので、今まで関わったことがない方でもツール内の情報を活かして最適なアクションを取ることが実現できるでしょう。

6. Sales Hub

Sales Hubは、アメリカのHubSpot社が提供するSFAツールです。

実際に効果があった営業メールをテンプレート化して活用できるので、メールの作成に時間や手間をかけずに済みます。

また、開封率やクリック率を簡単にチェックできるので、ユーザーが興味をもったEメールや、ボタン、リンク、添付ファイルを把握することが可能です。

Eメールの開封やリンクへのクリックが確認されると、通知で知らされます。行動履歴もチェックできるので、パーソナライズしたメールの作成や送信でフォローアップが行えます。

7. Knowledge Suite

Knowledge Suiteは、ユーザー数無制限で利用できるSFAツールです。

データ容量に上限があるものの、従量課金制が採用されているので、初期費用を抑えてツールを導入したい場合におすすめです。

グループウェアを利用できるので、メンバーとの間でスケジュールやファイルの共有ができます。情報伝達がスムーズに行われることで、業務の効率化につながるでしょう。

また、専用スマホアプリを活用すると、オフラインで入手した名刺のデータ化が簡単に行えます。デスクトップでわざわざデータを入力する手間が省けます。

8. cyzen

cyzenは、デスクレスワーカーに特化したシステム設計が特徴のSFAツールです。

業務報告の簡易化や地図機能の搭載などで、デスク以外で働く方々の業務効率をサポートします。業務状況をスマホで撮影し、写真をツール内にアップするだけで、業務報告が完了するという仕組みです。

ツール内では、メンバーの現在地や業務状況、その日の予定などを簡単にチェックできます。

そのため、上司は的確な指示を行うことができ、現場の動きに合わせて無駄なやり取りを防ぐ効果が期待できるでしょう。

9. Report@

Report@は、1,500社以上の導入実績があるスマホベースで利用できるSFAツールです。

位置情報をもとに、報告書の作成や顧客の管理、勤怠の記録などをスマホで完結することができます。営業だけではなく、運送業、保守点検、警備業、設備工事業などの幅広い業種で利用されています。

ツール内では、誰がどこで何をしているのかを地図上で確認することが可能です。

また、シンプルでわかりやすいインターフェイスが特徴で、ワンタップで現在の状況を報告できます。

10. UPWARD

UPWARDは、地図上のピンの色や大きさなどで取引の有無・訪問頻度などを確認できるSFAツールです。

地図上で取引先名をタップすれば、情報の確認やスケジュールへの反映などが行えます。移動手段ごとの最短訪問ルートも作成できるので、渋滞に巻き込まれるなどのトラブルを未然に防げる可能性があります。

また、取引先に訪問した際、滞在時間も自動で検知することが可能です。訪問履歴だけではなく、通話履歴もツール内に記録されるので、会社への報告もツールを通して行いやすいでしょう。

まとめ

SFAツールは、営業活動を効率化し、業務の生産性を向上させるためのツールです。

選定時には、自社の営業プロセスに合った機能が提供されているか、カスタマイズや外部システムとの連携が可能か、予算やセキュリティ対策が適切かなどを確認することがポイントです。

そのほか、操作のしやすさやサポート体制などのポイントを考慮しながら、自社に最適なSFAツールを選ぶことで、営業業務の効率化と成果の向上が期待できます。